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トップメッセージ

沓名 一樹

当社第9期の事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は拡大と収縮が繰り返されておりましたが、2023年3月13日からマスクの着用を個人の判断に委ねる方針が決定されるなど、感染症の影響もようやく収束の方向に向かっており、経済動向も緩やかな回復基調となりました。しかしながら、海外情勢並びに為替の影響等によるエネルギー資源の高騰等コスト面、消費者動向など先行き不透明な状況が続いております。

こうした経済環境のもとで、当社は感染症拡大防止対策をはじめとして、お客様に安心・安全にご利用頂けるホテル運営を行いました。インターネット等を利用した広告宣伝の強化、長期宿泊者用プランの販売や栄養バランスを考慮したお弁当がついたプラン等の販売に取り組みました。また各都道府県が実施している旅行割引キャンペーンに積極的に参加し、宿泊稼働率の維持及び向上、経費削減に努めました。訪日外国人の減少による近隣宿泊施設の稼働率及び宿泊単価低下やエネルギー資源の高騰による影響を一部受けたものの、宿泊割引キャンペーンによって宿泊需要が高まり宿泊単価が回復し、需給のバランスをみて稼働率を調整したこと等により、前々期までに開業した既存31店舗の当事業年度平均宿泊稼働率は82.5%(前事業年度比2.5ポイント減)となりました。この結果、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも過去最高を更新いたしました。

新規開発におきましては、2022年4月に愛知県安城市内に4店舗目となる「ABホテル安城」を出店し、新規開業店舗を含め運営店舗は33店舗となり、客室数は4,334室となりました。また2023年8月には「ABホテル関」をはじめ、2024年夏頃に「ABホテル中津川」、三重県内で初出店となる「ABホテル伊賀」、2025年冬頃に福井県内で初出店となる「ABホテル越前武生」を出店予定であります。

当社は、「Amenity & Bright」で「快適に明るく」をコンセプトにご利用頂くお客様に快眠できるホテルを目指し、今後も成長発展してまいります。

2023年5月
代表取締役社長代表取締役社長 沓名 一樹